私たちが毎日使っている水も、限りある地球の資源。
大切な水資源を守るためには、使う水の量を減らす(=節水する)必要があります。
例えば1回の歯みがきで1分間流しっぱなしにしている水を止めると約12Lの節水になります。これを朝晩2回、1年間続けるだけで約8760L(2Lペットボトル約4380本分)にもなるのですから、節水効果は絶大といえるでしょう。
最近では節水効果のある水栓やトイレが販売されているので、新築やリフォームをキッカケに取り入れてみるのもおすすめです。また、日ごろから水を流しっぱなしにしない習慣を身につけるようにしましょう。
節水型トイレを導入する
実は、家庭での水の使用量のトップを占めるのはトイレです。
1回のトイレで流す水は、古いタイプのものだと「大」で約13L、「小」で約10L。これだけの量を1日に何度も使うのですから、水の使用量はうなぎ上りに増えてしまいます。
最新の節水型のトイレは、1回あたりの水量が約5Lというものも販売されています。購入費用は従来型のトイレより割高になりますが、ランニングコストなどと照らし合わせて購入を検討してみる価値はありそうです。また、ドラム式洗濯機や食器洗い機も水の使用量を抑える効果が期待できます。
節水コマを利用する
節水コマとは、水道の蛇口に取り付けるだけの節水器具を指します。
キッチンや洗面所で水を流す時に、節水コマがあれば1分間に最大で約6Lもの水を減らせるといわれています。
節水コマは多くの自治体で無料配布されているだけでなく、ホームセンターなどで1個100円前後で購入することもできます。
ただし注意したい点として、節水コマを取り付けていても、水道の蛇口を全開にしてしまうと構造的に節水効果がなくなってしまいます。節水コマを使用する時は、蛇口の開きは半分程度を目安にしてください。
<まとめコラム> エコ住宅のメリットは、単に地球環境に優しいというだけではありません。エコ住宅で暮らすことによって、私たちの暮らしは安心で快適になり、家計の節約にもなります。 あなたもライフスタイルや予算に応じて、できるところからエコ住宅の暮らしを目指してみてはいかがでしょうか?